【投資初心者へ!】パッシブファンドってなに?特徴は?
どーもRubiscoです。
先日の記事でアクティブファンドについて書きました。それがこちらです。
どうだったでしょうか…?笑
この記事ではパッシブファンドについて書いていきます。
パッシブファンド?インデックスファンド?
どうでしょう?違いがわかるでしょうか?大体同じなのは知ってますよね?
厳密にいうと異なるので、説明していきます。
パッシブとは
英語で「passive」ですね。意味は受動的・消極的という意味です。投資においては、受動的という意味ですね。なので、パッシブファンドは価格が何かに受動的なんですよね。
答えは”ベンチマーク”というやつです。
このベンチマークとは基準や目安という意味があります。つまり、パッシブファンドはベンチマークの値の上昇や下落につられて(連動して)価格が変動するというものです。
よって、パッシブファンド・パッシブ運用とはベンチマークに連動した運用を行うことをいいます。
インデックスとは
英語で「index」ですね。この場合の意味は指数そのもののこといいます。
何かが指数そのものを扱っているということになりますね。
答えは”ベンチマーク”というやつです。(またです笑)
つまり、ベンチマークに指数を採用しているファンドがインデックスファンドということになります。ここでいう指数とは日本株であればTOPIXなど、米国であればダウ平均などが有名です。
整理すると
パッシブファンド=ベンチマークに価格が連動するファンド
インデックスファンド=ベンチマークにインデックス(指数)を採用し、その指数に価格が連動するファンド
ということになります。
なので
パッシブファンド≠インデックスファンド
です。(広い目で見れば同じです。笑)
パッシブファンドとはどういうものか
上で書いた通り、パッシブファンドはベンチマークに価格が連動するように設定されたファンドです。ベンチマークにはインデックスが採用されることが多いので、ごっちゃになるんだと思います。
個人的にはパッシブファンド派なので、こっちがもっと広まればいいのになぁという印象です。投資は個人の自由で自己責任なので、いろんな人がいるのは当たり前ですが。
パッシブファンドの特徴は
わかりやすい
何に投資をしているのか、どの資産をどれだけ保有しているのかが分かりやすいのが特徴です。初心者の方は、自分が何に投資しているのかをしっかり理解する必要があります。パッシブファンドはベンチマークに連動するもので、しかもそのベンチマークはインデックス(指数)を採用しているものがほとんどです。
代表的なインデックスとして、TOPIX(日本株)、日経平均株価(日本株)、ダウ平均(米国)、S&P500(米国)、MSCI コクサイ インデックス(日本を除く先進国)、MSCI ワールド インデックス(日本を含む先進国)があります。
これらのインデックスは調べればいくらでも情報が出てきますので、しっかりと理解ができると思います。
「自分の理解できないものには投資をするな」
という言葉があるくらいですからね。投資をする前にしっかりとした下調べが重要です。
十分な分散投資が可能になる
指数に投資をするということは、その指数に含まれる銘柄全てに投資することと同じことになります。
例えば、TOPIXをベンチマークとするパッシブファンド(インデックスファンド)に投資をするとします。
このTOPIXは日本の東証1部に上場しているすべての企業を対象として、算出された株価指数です。なのでこのTOPIXをベンチマークとするファンドに投資するということは日本の東証1部のすべての企業に投資をすること同じことになります。東証1部には約2000銘柄が上場されているので、この約2000銘柄への分散投資が可能ということになります。
この場合は、ベンチマークがTOPIXなので日本国内のみの分散投資です。このベンチマークがMSCI ワールド インデックスになれば、日本やアメリカ、イギリスなどの先進国の銘柄に分散投資が可能となります。
個別株を買い集めなくても、このようなファンドを1本買うだけでかなりの分散投資が出来ます。
長期投資が必要
向いているというか、そうせざるをえないというかは微妙なところです。なぜなら、1本買えば十分な分散投資が出来て、市場に連動した値動きになるため、面白みにかけるというか地味です。それに加えて、長く保有していないと利益が大きくならないです。個人的にはその1本のファンドを見つけるのはとても面白いんですが、買ってから特に手を加える必要がないのでやっぱり地味です。笑
パッシブファンドに”大当たり”みたいなことはありませんからね。市場の成長は日々の積み重ねです。
長く保有するということは、市場の大暴落(リーマンショックのような)のダメージを受ける可能性があるということには注意が必要です。リーマンショック級の大暴落が来ても、投資することから逃げ出さないよう自身のリスク管理をしっかりしておきましょう。
低コスト
とにかく低コストです。しかし、低コストのファンドをしっかり自分で吟味する必要があります。ノーロード(販売手数料が無料)とか…。
現在、ファンド間でもコスト競争が激化しています。私たち投資家には本当にありがたい話です。その恩恵を受けない手はありませんね。
アクティブファンドより高パフォーマンス?
長年の結果的に、アクティブファンドよりパッシブファンドのほうがリターンが大きいことが多いです。もちろん高いリターンを上げているものもありますが、事実は事実です。プロが運用しようが、市場の未来を見透かせる人なんていませんし、人である以上ミスはするので仕方ないとは思います。
なので、市場を出し抜こうと頑張って運用するより、着実に市場の成長の恩恵を積み上げた方が賢明です。
簡単に始められる
近年、投資を始めるハードルが下がってきました。わずか100円で積立投資が始められたり、スマホで世界の大企業の株が1000円から買えるなどいろいろあります。
文字通り気軽に始められます。ですが、気軽に始めただけではいけません。始めた以上はしっかり考えなくてはならないことがあります。
それはリスク管理です。収入や支出に対して完全に余剰金で、今すぐにこのお金が消えてもノーダメージならいいですが、そうでないならしっかりとリスクについて考えるべきです。
まとめ
パッシブファンドとはベンチマークに価格が連動するように設定されたファンドです。その特徴として
- 何に投資しているのかわかりやすい
- 分散投資が簡単にできる
- 利益を出すには長期投資が必要(アクティブファンドよりも利益がでるかも)
- 低コスト
- 簡単に始められる
があります。
関連記事です。
どんなファンドを選べばいいか悩んでいる人はこちらの記事を参考にしてください。
記事にもあったアクティブファンドについての記事です。パッシブファンドと比較してみてくださいね。