【投資初心者へ!】アクティブファンドってなに?特徴は?
どーもRubiscoです。
投資信託を考えるとき、どんなファンドにしようか迷うと思います。
そしてググった結果、大きな枝分かれとしてアクティブファンドとパッシブファンドが出てきましたよね。そこでアクティブファンド?パッシブファンド?なにそれ?って感じですよね。
ちなみに、私自身はパッシブファンド派です。
今回はそのうちの1つアクティブファンドについての記事です。
アクティブファンドってなに?
アクティブファンドと聞いてどんな印象を持ちましたか?
私は「アクティブって言ってるし価格の動きが凄そうだな。ど素人が触れて良いものなのか?」という印象でした。おそらくアクティブファンドのアクティブは英語で「active」だと思います。というか絶対そう。笑
「active」は活発な・積極的な・能動的なという意味です。(グーグル先生より)
じゃあどの辺が「active」なのでしょうか?
ヒントは誰が「active」なのかということです。私たち投資家ですか?それともファンドの中の人ですか?
そう!答えはファンドの中の人です。当然ですよね。ファンドに資金を預ける投資家が「active」になるわけがありません。
まぁ、投資家がどのファンドに投資するか血眼になって探している様子はとても「active」ですけどね。笑
では、ファンドの中の人が「active」とはどういうことなのでしょうか?
毎日必死で取引しているのでしょうか?
必死で良い銘柄を探しているのでしょうか?
詳しいことは中の人ではないのでわかりませんが、私がわかっていることはある数字・基準に勝とうと「active」になっているのです。
その数字とは投資信託のベンチマークのことです。
投資信託のベンチマークとは、投資信託を運用するにあたっての目安・基準です。投資信託を比較するとき、同じベンチマークに対してどちらがより良い結果となっているかを判断します。また、市場相場が上昇傾向にあるから値上がりしているのか、中の人の腕が良いから値上がりしているのかを判断する材料となります。
例えば、同じベンチマークを採用している投資信託A・Bがあったとします。ベンチマークは直近1週間で5%値上がりしたとき、Aのほうは3%値上がりでBは7%の値上がりでした。この場合、Aは市場平均を下回っていてBは上回っていることになります。このときBの投資信託の中の人の方が優秀であると言えます。
1週間で5%成長した市場で3%しか利益を取れなかったので当然ですね。
アクティブファンドとは
Bのような市場平均(この例えでは5%の値上がり)の上回る成績を残すことに「active」になっているのです。
アクティブファンドの特徴は?
コストが高い
ファンドの中の人(ファンドマネージャーというプロ)はより良い売買をして、市場平均を越えるリターン利益を狙うことに「active」になります。なので、その分人的コストがかかります。
市場平均を越えようとするには少なからず手間がかかります。必死に情報を集めて、その情報を元に適切に売買するには手間暇がかかりますからね。それが信託報酬に表れています。
アクティブファンドの平均信託報酬は約1.5%でパッシブファンドは約0.7%となっています。現在、信託報酬の引き下げが活発になってきています。投資家にとってはとてもありがたいことです。
ですので、平均信託報酬は上の数字より下がってくると思いますが、アクティブファンドのほうが信託報酬が高いという事実は変わりません。
コストが高いということは、投資家が得られるリターンが減ることを意味しています。それでも利益が出ているのであれば、それでもまぁ良いでしょう。
ですが、問題なのは価格が市場平均を下回っている時です。当然、金融商品で元本保証ではないので、価格が下がることもあります。そのときコスト分も丸々損失となってしまいます。
集中投資のものが多い
勝手にテーマを決め、独自に銘柄を決めて投資をしているファンドが多いということです。
- ロボット・AI関連企業
- バイオ・ヘルスケア関連企業
などそのときの旬のテーマに沿ってファンドが生まれます。
テーマを決めることで、投資する企業の数を絞っていることになります。ですので結果的に分散効果が低くなります。また、同じ業種(セクター)するものもあります。そのため、企業の数がたとえ多くても、1つの業種に投資することは分散効果に期待が持てません。
リスクが高い
比較するベンチマークに含まれている企業の数が少ないので、分散効果が低くなり、リスクが高くなることを意味しています。
これは集中投資によるリスク分散ができていないこと、同じ業種(セクター)に投資しているものが多いことにより、特定の状況下において大暴落してしまうなんてことも起こりうるからです。
もう一度言います。
多くの企業に投資していると言っても、同じセクターの企業ばかりでは十分な分散投資とは言えません。その理由として、相場の動向はそのセクターごとに変化することが多いからです。
例えば、あなたは大のビール好きで、ビール業界の株式(日本)に分散投資をしたとします。キリンビール、アサヒビール、サッポロビール、サントリーとかです。
優待でビールだらけでウハウハですね。飲み比べをして買い増し!!なんてことも楽しいかもしれません。完全に金持ちの道楽ですね。笑
すいません。真面目にいきます。
これらの株式を保有していて、酒税の増加や麦芽など原料の価格高騰による大幅な値上げが起こるかもしれません。
そうなったとき、ビール業界全体の相場が変化します。企業によって値動きの幅は変わりますが、変化の傾向は同じ業界に属している限り同じと考えられます。
たとえ4社に分散投資をしていても、その4社の価格が同じように変化をするのであれば、分散効果はないですし、共倒れになる可能性が高いです。(もちろん4社すべてで利益をあげることもあります。)
そうならないためにも、企業の分散ではなく、業種(セクター)の分散も行うべきです。このセクターの分散を行なってこそ分散投資のメリットを最大限に発揮することができます。
ということなので、アクティブファンドにはセクターごとに分けられた投資信託がありますがおすすめはしません。
市場平均を超えられる可能性がある
私はパッシブファンド派なので特徴(デメリット)を先に挙げてしまいました。
アクティブファンドのメリットといえばやはり
市場平均を超える可能性がある
ということです。
この一言に尽きます。
パッシブファンドは市場平均に連動するように運用されます。なので、ニュースをちらっと見ていれば、価格が上がってるかもしれないっていう予測ができます。
しかし、アクティブファンドではそうはいきません。思わぬ上昇があるかもしれません。(下落も。)
その辺をどう思うかは個人次第ですね。
私個人的には、いちいちサイトに確認しに行かなければいけないのは面倒なので嫌ですね。笑
まとめ
アクティブファンドとは市場平均の上回る成績を残すことを目標としたファンドです。
その特徴は
- コストが高く
- 集中投資が多く
- リスクが高く
- 市場平均を超えられる可能性がある
という4点が挙げられます!
関連記事です。
上にも出てきたパッシブファンドについての記事です。
運用方針は決めたけど、結局どのファンドにすればいいかわからないという方にオススメの記事です。